カビ臭い枕は超危険!カビが身体に与える悪影響とカビた枕の対処法【徹底解説】

枕カバーや枕本体に黒い点々があることに
ふと気づいたことはありませんか?

手で触っても取れないし、手が汚れたりすることもなくて
何だろう?と思いながらもそのまま…なんて人もいるかもしれません。

その点々、実はカビですよ!!

さくちゃん
最近少し枕がカビ臭いなぁって感じてたのよね
女神様
シミだけじゃなくて臭いまで発生していたらかなり深刻だわ!
今すぐその枕の使用をやめて!
さくちゃん
またまた〜、女神様は大袈裟だなぁ〜笑
女神様
本当に、この先どうなっても知らないわよ!?

カビは知らず知らずのうちに身体に悪影響を及ぼします。
最近何だか体調悪いなぁと感じている人は実はカビが原因かもしれません!

黒い点々が何なのか気になっていた人も、
なんとなく気になっていたけどそのまま放置してしまっている人も
この記事には対処法から予防法まで全部載っているので
今日これを見つけたあなたはラッキーです!!

枕に黒い点々(カビ)を見つけたら放置せず
気づいた今、この瞬間からカビの対処をしていきましょう!!

カビとは?

カビは肉眼では見ることの出来ない微生物で菌の一種です。
種のような”胞子”と糸のような”菌糸”から成り立っています。

この菌糸が根の役割をしていて、枝分かれしながら伸びていき
どんどん胞子を増殖させながら拡大していきます。

菌糸を伸ばしている段階では私たちの目からは見えません

私たちが目で確認できるようになった時には
根(菌糸)がしっかり張って胞子が育った状態
なのです。

これを聞くとゾッとしませんか?
私たちがカビを見て確認できている時点で
すでにかなり進行している上に、それに顔をつけて寝ているんですよ?

考えただけで恐ろしすぎますよね…
でもこの記事を最後まで読めばカビを撃退出来るのでご安心を!

カビの種類

カビにはいくつか種類があり、生活で身近な種類で言うと大きく分けて6つあります。
(専門的に見ると80,000種以上確認されているそうです。)

黒カビ 青カビ 緑カビ 白カビ 赤カビ 黄カビ
見た目 黒い点々 緑っぽい
(ブルーチーズ)
緑色に
白色のふち
ホコリみたい 赤い斑点 黄色の斑点
特徴 1番よく見る 黒カビと同等の発生頻度 青カビに
似ているが
別物
フワフワ
している
水のみで増殖可
植物を枯らす
腐敗させる
唯一
乾燥した場所が好きなカビ
毒性 なし なし なし 毒ありも存在 食べると
食中毒症状の
可能性あり
毒ありも存在
発生場所 様々 お菓子やパンなどの食べ物 ・畳の裏
・木材
・食品
・建材
・食材
・植物
・ガラス
・フィルム

なんだか「戦隊レンジャーか!」とツッコミたくなるような色のバリエーションですね笑

枕に発生するカビはほとんど黒カビです

風邪を引いた訳ではないのに咳や鼻水が出る場合などは
もしかしたら枕のカビが原因の一つかもしれません。

黒カビは、赤カビのように直接的な毒性はありませんが
毒性がなくても長い期間、大量にカビの胞子を吸い込み続けていると
【喘息・アレルギー・副鼻腔炎・鼻炎・肺炎】など
病気やアレルギーを引き起こしてしまうと言われています。

呼吸によってカビの胞子が体内に入ってアレルゲンになったり、あるいは肺胞内で繁殖し病気を引き起こします。とくに肺アスペルギルス症は重い病気で、いったん肺の中でカビ(真菌類)が繁殖しますと執拗でなかなか排除できません。  (引用元:日本アトピー協会

上記でも言われている通り、カビが原因の病気は
重症化してしまう可能性も0ではありませんので
カビを見つけたら早急に対処しましょう!

カビが発生しやすい条件

温度、湿度、汚れの3つの条件が揃えばカビは簡単に発生します。

カビの胞子は常に空気中に漂っていて根を下ろせる場所を探している状態。
なので、好条件の場所があればすぐにそこに根を張り始めるのです…

カビにとっての好条件
①温度…25〜30℃
②湿度…60〜70% = 風通しが悪くジメジメしている
③養分…チリ、ホコリ、皮脂やアカ

体温で程よく温かく、寝ている間に湿気もたまり、養分(エサ)になる皮脂やアカもある
枕は絶好のカビの増殖場所なのです!

カビの臭い

カビ臭いとは ” 絵の具 ・ 墨汁 ・ 泥 ” のような臭いだと言われています。

そもそもカビ自体には臭いはありません。
なのにどうしてカビ臭くなるのか?
カビが養分を吸収し排泄されたものが時間の経過と共に
臭いを発していくからです。

つまり カビ臭い=発生してから時間が経過している ということ!

くさい成分で有名な“アンモニア”よりも
カビの“ニオイ成分”の方が遥かに臭い
と言われていて
数値で表すと、なんと『10,000倍』なんだとか!

カビの臭いを感じている時点で、その枕は相当ヤバイです…

さくちゃん
「なんかカビ臭いなぁ」って呑気に言ってる場合じゃないのね…
女神様
そうよ!カビの胞子を吸い込み続けることは本当に身体に悪いの
さくちゃん
病気やアレルギーになる前に知れてよかった!
このカビ、洗濯で落ちるかな?
女神様
しょうがないわね…カビてしまった時の対処法を教えてあげる!

枕がカビた後の対処法


漂白剤を使ってカビを除去しましょう

まずは枕のカバーを外して
☑︎カバー  ☑︎枕本体
両方隅々までよく見て確認してください。

カビの侵食が枕カバーだけの場合は洗濯しやすいですが
本体までカビが侵食していた場合は注意が必要です!

※漂白剤を使用する時は、ゴム手袋などで肌を保護して必ず換気をしながら使ってくださいね!

枕カバーに発生したカビ

つけ置き洗いをすればほぼ綺麗になります。

漂白剤には“酸素系”塩素系”の2種類あり、
効果はそれぞれ以下の通りです。

塩素系殺菌力と漂白力が強力 、柄物や色物は色落ちする

酸素系…繊維を傷めにくい 、洗浄力は塩素系より劣る
“粉末”と“液体”があり粉末の方が洗浄力が強いです。

洗浄力が強い順番
塩素系 > 酸素系(粉末) > 酸素系(液体)
柄や素材の保護よりもカビ除去の方が大事!と言う方は塩素系がオススメ!

洗面器に水かぬるま湯を入れて漂白剤を溶かしたら
枕カバーがしっかり浸かるように入れて
30分〜1時間放置しましょう!

時間が経ってカビがキレイに落ちていたら
軽くすすいで洗濯機で洗濯すればOKです!

湿気を防ぐためにしっかり乾かしてから枕に取り付けてくださいね!

枕本体に発生したカビ

枕本体にカビが発生していた場合、出来る対処は3つです。
①洗濯
②クリーニングに出す
③買い替える

①洗濯

枕の洗濯タグを最初に確認しましょう!
洗濯出来る枕は洗濯、出来ない枕はクリーニングに出すなど
素材によって対処方法が違います。

洗濯できる枕だった場合
洗濯機で洗う前に上記のカバーの対処法と同じように
漂白剤でつけ置きしてから洗濯機に入れましょう。

この時使う漂白剤は絶対に酸素系で!
塩素系を使用すると枕の素材を傷めすぎてしまう可能性があるからです。
酸素系漂白剤で1〜2時間を目安につけ置きして
その後は枕の洗濯表示に従って正しい方法で洗濯機で洗えばOK!

枕が洗えるかどうかタグを見てもよく分からない!
洗濯できる素材だけど洗濯機での枕の正しい洗い方が分からない!という方はこちら↓
洗濯機で枕が洗えるの?洗える枕の見分け方と、洗濯機による洗い方を解説

干す時は枕の素材を傷めないために陰干しで!
内部までしっかり乾くように1〜2日間(最低でも丸1日)は干してください。

②クリーニング

洗濯できない枕だった場合はクリーニング店に依頼しましょう!

カビ取り加工に対応しているクリーニング店もあります。
自分の最寄りのお店に持って行って相談してみるのがベストです!

洗えない枕に発生してしまったカビを
時間をかけて自分で歯ブラシやエタノールなどを使いながら
大変でめんどくさい思いをして取らなくても
2,000円くらい払えばはるかに楽でキレイになるので依頼する価値はありますよ!

③買い替える

当然ですが新しい枕を買うことでカビのないキレイな枕になります!
これはもはや最終手段です。

洗濯しても、クリーニングに依頼しても除去出来ないカビは
もう何をしても完全に除去することは難しいです。
特に枕の臭いもカビ臭くなっている場合は発生から時間が経っていて
カビの根がかなり奥深くまで侵食している可能性があります。

自分の健康を守るためにも新しい枕に買い替える方がいいでしょう。

さくちゃん
枕って意外と高いし、買い替えるのは痛い出費だな〜
女神様
そう思うなら今回は高い勉強代だったと思って
次からカビさせないように気をつけて!!
さくちゃん
次からはちゃんと気を付けるので対策方法教えてください!!

枕をカビさせないために

やることはたったの3つ!
・髪の毛をしっかり乾かしてから寝る
・枕に湿気を溜めないように風を通す
・枕カバーをこまめに洗濯する

ただ寝ているだけでも枕は湿気がムンムンになるのに加えて
髪の毛が乾いていない状態で寝てしまうと湿気は更に溜まってしまいます。
濡れたままだと髪も摩擦で傷みやすくなるのでいいことナシ!
しっかり髪の毛を乾かしてから寝るようにしましょう!

そして枕内に湿気を溜めたままにしないため、起きたらすぐに
枕を壁などに立てかける陰干しをして風通しをよくしましょう。

↓枕の風通しをよくするためにこの商品を使うと楽々です!

カバーの洗濯は2、3日に1度が推奨頻度ですが
最低でも1週間に1度は洗ってカビのエサになるものを
そのままにしておかないことも大切です。

上記の3つの行動をするだけでカビの発生確率は断然低くなります!
更に、カビ対策だけでなく
枕のイヤな臭い対策
にもなるので一石二鳥!!

まとめ

今回カビは身近な存在でありながら、知らず知らずのうちに
私たちの健康に悪影響を及ぼしている可能性がある…
どういう危険性があるのか、この点を詳しく説明いたしました。

特に枕は顔と近い距離にあるので、枕にカビが生えてしまうと
寝ている時にカビの胞子をずっと吸い込むことになります。

身体を休めるために睡眠をとっているのに
病気やアレルギーを引き起こす可能性があるものを
ずっと吸い込んでいては何の意味もありません!

何より、枕は睡眠の質を左右する大事なアイテムなので
カビや汚れのないキレイな枕で寝ることがとっても大切です!

カビを発生させないために出来ることは超簡単なたった3つのことだけ!
カビ予防のためだけでなく、普段からの枕のイヤな臭い対策にもなるので
是非取り入れてくださいね!

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