- 「枕にダニがいるみたい。早くどうにかしたい」
- 「ドライヤーでダニ駆除ができるって聞いたけど、本当?」
- 「家の近くにコインランドリーないし、ドライヤーでダニ駆除できないかな?」
痒くて眠れないのは辛いですね。
一刻も早くダニを駆除して、気持ちよく眠りたいはずです。
ダニは熱に弱いので、50℃以上の熱を加えられれば駆除できます。
ネット上には、ドライヤーでの駆除方法を見かけると思います。
それって本当に効果があるのでしょうか?
結論からいうと駆除できる…けれど不向き
さくらちゃんと同じように感じた方は、この記事を読めばスッキリしますよ。
そして痒みに邪魔されず、朝までぐっすり眠れるようになります!
- ドライヤーでダニの駆除はできるのか
- ドライヤーで駆除する時の注意点
- 効果的な駆除方法
Contents
ドライヤーでのダニ駆除の効果
ダニは熱に弱い生き物です。
そのため布団乾燥機やコインランドリーを使うといいのですが、家にあるものでできればラッキーですよね。ドライヤーは、高温が出せるので表面にいるダニには効果があります。
ダニの弱点と体への悪影響
- 50℃の熱で20~30℃、60℃の熱で一瞬で死滅
- 乾燥
一般的なドライヤーは平均100~120℃の熱が出るので、駆除が出来ます。
- 高温多湿(気温25℃以上、湿度60%以上)
- 暗がり
- 皮膚や皮脂などのエサが豊富
暗がりが好きなため、表面より繊維の奥深くに潜んでいます。
そのため徹底的に駆除するには、繊維の奥まで熱を加えることが大切です。
ダニが大繁殖すると、体にどんな不調が出るか知っているかしら?
この死骸や糞がダニアレルゲンなの。
ダニアレルゲンは、私たちの体に様々な病気を引き起こすのよ。
- アレルギー性皮膚炎
- アレルギー性鼻炎
- 喘息
- 肺炎など
これらの症状…実はダニ自身が原因ではなく、
ダニが出す糞や死骸などのアレルゲンが原因です。
アレルゲンを吸い込んでしまうと最悪の場合、肺炎を起こすことがあります。
アレルゲンを増やさないためには、徹底的にダニを駆除していくことが大切ですね。
駆除できるが…一時しのぎ!?
ドライヤーの熱は100℃以上出るので、表面のダニは殺せます。
しかし残念なことにドライヤーの熱は、枕の奥深くには届きません。
そうなると生き残ったダニが増殖して、痒みなどの症状が出てきてしまうんです。
やっても駆除しきれないなら意味ないじゃん…
例えば、「今日は仕事だからコインランドリーには行けないし、時間とれないな」
という時には、ドライヤーの熱風である程度ダニの数を減らすことができますよ。
※一か所に熱風を当てすぎないようにしましょう。
ドライヤーをした後は掃除機をかけて下さいね。
ダニの死骸はアレルゲンなので、しっかり取り除きましょう。
ここまで、あまりダニ駆除には効果的ではないとお話しましたが効果があるものもあります。
- 枕カバーなどの薄手のもの
- 厚みのないぬいぐるみ
- ブーツ
ドライヤーでの駆除をオススメできない理由
ドライヤーは高温も出るし、家にあるものだから手軽にダニ駆除できていいですよね。
しかし奥深くに潜んでいるダニにまでは効果がありません。
また注意しないと危険が伴うためオススメは出来ません。
熱が深くまで届かない
ドライヤーが出せる高温は、駆除には魅力的です。
しかしこの熱が届くのは表面だけ!
ダニは表面より枕の奥に潜んでいるため駆除できるのは、ほんの一握り
熱を感じれば、熱のないところに逃げていくので効果的ではありません。
火災の危険がある
ダニを駆除したいからといって、同じ場所に長く熱風をあてるのは危険です。
表面の温度があがり、火災が起こる可能性もあります。
実際、寝具を乾かすためにドライヤーを使っていて火災になったこともあります。
「布団をドライヤーで乾かしたら火が…」住宅が全焼
目の住宅から出火、約4時間後に鎮火した。この火災で2階建て住宅が全焼。この家に住む40代の男性が手に軽いけが。同居する家族が「1階和室で布団の間にドライヤーを挟んで乾かしていたら火が出た」と話している引用元:朝日新聞デジタル
枕の素材を傷める
高温によりダニを駆除できるとしても、枕の素材が高熱に耐えられず変形してしまうことがあります。枕が変形してしまうと、頭に合わなくなり眠りの質が落ち体の不調につながることがあります。
体の不調と枕が関係していることに疑問を持った方もいるかもしれません。
枕の重要性について気になる方は、詳しく解説している関連記事をご覧ください。
>>【枕の重要性】枕があまりにも大切すぎる10の理由!枕の不調は体の不調!?
ダニ駆除の効果的な方法
ドライヤーでは表面のダニしか駆除できないので、すぐダニが増殖してしまいます。
枕にいるダニをしっかり駆除できる仕方をご紹介します。
これで枕からダニを駆除してスッキリしましょう。
水洗いする
水洗いできる枕は、水洗いしましょう。
水洗いでアレルゲンの死骸や糞が取り除けます。
ただし、生きてるダニには効果はありません。
ダニはするどい爪をもっているので、繊維にしがみついて生き残ってしまいます。
液温は40℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる 液温は40℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる 液温は40℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯ができる 液温は40℃を限度とし、手洗いができる 家庭での洗濯禁止
このマークがついていれば、水洗いが可能です。
洗濯タグが擦り切れてわからない方は、素材で洗濯できるか参考にしてください。
- ポリエステル
- ビーズ
- パイプ
※商品によっては水洗い出来ないこともあります
手洗い・洗濯機の洗い方について詳しく書いてある関連記事をご紹介します。
水洗いできない枕についての対処方法なども載っているので、洗えない枕だった方にも参考になりますよ。
>>枕の洗濯方法とお手入れ方法まとめ 清潔な枕で快適な眠りを手に入れよう!
コインランドリーや布団乾燥機で熱を加える
タンブル乾燥ができる(排気温度上限80℃) 低い温度でのタンブル乾燥ができる(排気温度上限60℃) タンブル乾燥禁止
上2つの表記があれば高温乾燥ができます。
布団乾燥機もコインランドリーも高温でしかも乾燥までするので、ダニ駆除にはとても頼もしい存在です。
- コインランドリー:50~80℃
- 布団乾燥機:60~70℃
どちらもダニを死滅させられる50℃以上の熱が出ます。
そのためスイッチさえ押してしまえば簡単に駆除することができますよ。
掃除機で吸い取る
ダニの死骸や糞はダニアレルゲンなので、しっかり除去しましょう。
せっかくダニを駆除してもダニアレルゲンが残っていれば、アレルギー症状はおさまりません。
最後まで気を抜かないようにしなくちゃ。
布団クリーナーで吸い取るのも良いですが、オススメは掃除機のヘッドを変えて布団クリーナーになるタイプです。こちらの方が吸引力が高いので、より効果的に奥のダニアレルゲンまで除去することができます。
ちなみに粘着テープのコロコロは効果がありません。
死骸とはいえダニは鋭い爪があるので繊維にひっかかり、簡単には取れないんです。
ダニを増やさない!予防方法
今度は、もうダニの被害を受けないためにも予防の仕方を教えるわ
ダニは家のどこにでも潜んでいます。
メンテナンスをサボってしまうと、あっという間に大繁殖します。
そうならないために、予防をしていきましょう。
湿気を溜めない
ダニは湿度の高い状態が大好きです。
1日寝ただけで枕には汗が染みこみ、蒸れた状態になります。
枕を空気にさらし、湿気を追い出しましょう。
朝起きたら枕を立てかけるだけでも大丈夫です。
理想をいえば風通しの良い、日陰がいいですよ。
枕はデリケートなので、日光で素材を傷めてしまうことがあります。
枕カバーを洗う
枕カバーは、週に1~2回洗いましょう。
枕カバーには汗や皮脂、皮膚片などがついていてダニの繁殖に繋がります。
ただ洗う頻度が高いので、肌ざわりが悪くなりやすいです。
- 枕:年に1~2回
- 枕カバー:週に1~2回
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。
ダニを効果的に駆除することで、枕のダニに怯えなくてすみますね。
今夜から快適な睡眠を取りましょう。
- ドライヤーで表面にいるダニは駆除できる。
- 薄手の洋服・ブーツなどもドライヤーで駆除できる。
- ドライヤーでの駆除は火災の危険がある。
- 枕カバーは週に1~2回洗う。
- ダニを死滅させるには50℃以上の熱を加える。
- ダニを駆除した後は、掃除機をかけてダニアレルゲンを吸い取る。
家にあるのはドライヤーくらいかな?