- 「頭皮がとにかくかゆい!」
- 「寝ている間もかゆくて起きてしまう…」
- 「脱毛している箇所がある」
- 「頭にニキビができている…」
もしかしたら…枕に潜むダニが原因かも!!
枕は毎晩あなたの頭と接しているためダニのエサとなる皮膚・皮脂が溜まりやすいんです。
そのためメンテナンスをサボると・・・あっという間に不衛生になります。
この不衛生な環境がダニの増殖を後押ししてしまうんです。
ダニは増えすぎなければ問題ないので、むやみに怖がる必要はありませんよ。
「不衛生→ダニが増える→かゆみ・体調の悪化」と負のループが出来上がってしまいます。
この負のループから解放されて、快適な眠りと気持ちのいい一日をダニから勝ち取りましょう!!
- かゆみの原因
- 枕のダニの駆除の仕方
- 枕をダニから守る方法
Contents
頭皮のかゆみの原因はダニ?
かゆみの原因は皮膚炎や乾燥など色々ありますよね。
それらの症状もダニには好都合なんです。
- アトピー性皮膚炎
- 乾燥性皮膚炎
- 脂漏性皮膚炎
これらの皮膚炎により、皮膚片や皮脂が多く枕につきます。
エサが増えればダニも増え、頭皮のかゆみが出てきます。
つまり…皮膚炎のかゆみプラスαとなってしまうんです。
痒みだけならいいのですが、ひどくなると脱毛してしまうことも…
ここまで「ダニの増殖が問題」と言ってましたが、実は
ダニ自体が原因ではなく、ダニアレルゲンが原因。
ダニ自体が原因ではない
ダニは普段から枕にも、頭皮などの皮膚にもいます。
ダニの糞や死骸は、『ダニアレルゲン』です。
そのため枕と接している頭皮はダニアレルギーを起こして、かゆみが出やすいんです。
※アトピー性皮膚炎の方は皮膚免疫が低下しているためアレルギーを起こし、痒みが出やすいです。
「私は、いままでアレルギー出てないから大丈夫でしょ!」と思っている方も注意してください。花粉症もそうですが、アレルゲンが蓄積して一定値を過ぎると突然発症することがあります。
ダニアレルギーは皮膚症状だけでなく、アレルゲンを吸い込んでしまうと肺炎・喘息を引き起こすので軽く見るのは危険です!
- 湿度が高い(湿度50%以上)
- 皮膚や皮脂などのエサが豊富
- 暗がり
頭皮のかゆみの原因は2種類のダニ
<皮膚ダニ>
普段から顔や皮膚にいるダニ
自分の顔に普段からダニがいたなんて驚きますよね。
このダニは余分な皮脂を食べて皮脂コントロールをしてくれる味方なんですよ。
しかしこのダニも増殖すれば、アレルゲンが増えるので害を及ぼします。
- 食生活・生活習慣の乱れ(油分や糖分の多い食事や睡眠不足)
- シャンプーなどの流し残し
- オイルトリートメントなどをつけた髪
- 濡れた髪のまま寝る
- 洗髪せずにそのまま寝る
<チリダニ(ヒョウヒダニ)>
枕や寝具などにいるダニ
直接危害を与えるダニではありません。
しかし糞や死骸などは、アレルゲンとなるため痒みなどの症状を引き起こす原因となります。
枕のダニ対策 ~駆除~
ダニも生き残るため必死で対抗してきますが、こちらも早く枕からいなくなってもらわなければ安眠することができないし、かゆみをおさえることができません。早く駆除の方法を知りたいところですが、ダニの特徴を知ると駆除方法を理解しやすいので紹介します。
- 夜行性
- 体の80%は水分
- 高温(60℃)死滅
- 高温多湿で爆発的に増殖(気温:25℃以上、湿度:60%)
- するどい爪がある
ダニの特徴がわかったところで、いよいよ駆除の方法を見ていきましょう。
枕を洗う:死骸や糞・エサを取り除く
洗うだけでは、生きてるダニには効果がありません。
しかし糞や死骸・エサ(皮膚片など)を取り除けます。
でもアレルゲンが取り除ければ、かゆみを抑えられるから良いね。
引用元:西川ストア
洗濯タグがこすれて見えなくなっている方は、こちらを参考にしてください。
- パイプ枕
- 綿
- ビーズ
※商品によっては、同じ素材でも洗えないことがあります。
洗濯は、洋服と同じで洗濯機にいれて洗えばいいんですよね?
洋服と同じ洗い方をしてはダメよ!枕はデリケートだから、そのまま洗うと型崩れしちゃうの。
はじめに洗濯機で洗う方法を紹介します。
ポイントはネットにいれること!洗濯ネットは型崩れを防ぐのに大きな力を発揮してくれるので、忘れずに入れて下さいね。
用意するもの:中性洗剤・洗濯ネット
- 枕カバーを外して洗濯ネットに入れる。
- 洗濯機にネットに入れた枕と中性洗剤を入れる。
(柔軟剤も入れて大丈夫ですが、洗い残しをしないために少量にしましょう。) - デリケートモード・手洗いモードなど水流が弱いモードで洗う
- 洗濯完了後、形を整えて干す
(干す前にバスタオルでくるんで、さらに水分を取り除くと乾きやすいですよ。)
次に手洗いで洗う方法を紹介します。
ポイントはぬるま湯としっかりすすぐこと!
手洗いは洗濯機と違い、水流がないので洗浄力が弱いです。
そのため皮脂汚れを落とすにはぬるま湯がかかせません。
目安ではありますが、4~5回はすすぐことをオススメします。
用意するもの:中性洗剤・枕が入るサイズの桶・ぬるま湯・洗濯ネット
- 桶にぬるま湯を入れ、中性洗剤を溶かす。
- 枕をしっかりと沈めて、洗剤液を吸わせる。
- 押し洗いをする。
- 枕を押して、中に入った洗剤液を押し出してからすすぐ。
いつもより多めにすすぎましょう!洗剤残りはダニのエサになってしまいます。 - 押して水分をある程度だしてから、洗濯機で脱水する。
※洗濯ネットに入れること - 形を整え、風通しの良いところで陰干しする。
この時しっかり乾かさないと湿気がたまったり、カビが繁殖するので注意しましょう。
乾燥させる:ダニを死滅させる
ダニの体の80%は水分です。
そのため水分を取ってしまえば、ダニを死滅させることができます。
乾燥といっても、天日や陰干しで干した程度では効果がありません。
これは枕に溜まった湿気を取り除く程度で、乾燥まではできていないんです。
高温で乾燥させられるのが一番効果的!
まず使っている枕が乾燥に高温乾燥に耐えられるか見てみましょう。
引用元:洋服の青山
- コインランドリーの乾燥機・家庭用衣類乾燥機
温度が55℃以上になるものがほとんどです。約30分~1時間程で熱が伝わり死滅させられます!
高温で乾燥できることと、強い遠心力と風でダニの死骸も吹き飛ばしてくれるのがメリット。
- 布団乾燥機
温度が50℃以上になり、1時間程すると死滅させられます。
自宅でできる気軽さと、高温乾燥ができるのがメリット
乾燥後はダニの死骸を掃除機で吸い取ることが大切です。 - 炎天下の車内
炎天下の車内は50℃以上になります。日が当たらない部分は温度が下がってしまうため、フロントガラスの下がベストですよ。裏表2時間程、日に当てれば死滅させられます。
太陽が移動するので、日が当たってるかは確認しながら行いましょう。
最後にダニの死骸を掃除機で吸い取ることが大切です。
布団乾燥機や近くにコインランドリーがない我が家にぴったりだ~!
掃除機で吸い取る:死骸や糞を取り除く
掃除機だけでは、生きているダニは減らせないので効果は薄いです。
そのため高温・乾燥で死滅させてから掃除機をかけると効果がグンっと上がりますよ。
布団クリーナーより掃除機のヘッドを変えて布団クリーナーにするタイプの方が吸引力が強いので、より多くの死骸や糞を取り除けますよ。
枕のダニ対策 予防~
- 枕カバー・枕を定期的に洗う
枕カバーは週に1~2回程度、枕は年に1~2回洗濯しましょう。
※髪に洗い流さないトリートメント人・濡れたままの髪で寝る人・洗髪せずに寝てしまう人は毎日洗いましょう。 - 湿気を溜めない
寝ている間にたくさんの汗をかき、湿気が溜まっています。
枕を立てかけて空気を通して湿気を飛ばしましょう! - ダニ対策商品を使う
ダニ取り商品は色々ありますが、枕の中にいるダニまで効果が期待できるのはダニとりシートです。
「どんなダニ取りシートがあるの?」「どれを選べばいいかわからない」と思った人は、関連記事でくわしくご紹介します。
>>【2022年最新版】おすすめダニ取りシートランキングBEST3!【すべて効果検査済】
まとめ
いかがでしたか?
この記事で紹介した方法で枕からダニを追い出し、頭皮のかゆみをなくしましょう。
きっと良い夢がみられますよ!
- 頭皮のかゆみの原因は2種類のダニ
- 枕を清潔に保たないと、ダニの楽園ができる
- ダニは、熱と乾燥で殺す
- 掃除機でアレルゲンのダニの死骸と糞を取り除く
- 枕は使ったら立てかけて湿気を追い出す
- 枕カバーは週に1~2回・枕は年に1~2回洗濯する
かゆみって、すぐ収まらないから寝不足になるし