寝るときに使う枕の匂いを気にしたことはありますか?
シャンプーの匂いや洗い立ての洗剤の匂いなど
いい匂いなら嬉しいですよね!
枕は毎日使用するものでありながら
毎日洗濯したりする訳ではないので
残念ながら嫌な臭いがすることもあると思います。
夏はたくさん汗をかくので意識して汗の臭いを
対策している方も多いと思いますが
過ごしやすい春秋や、寒い冬でも
枕の汗の匂いは油断してはいけません!!
油断してると枕も汗臭くなるわよ!
私のも臭くなったらヤダ〜!
そこで、今日は枕から発生する汗の臭いについて
原因や対策を徹底解説し、あなたの枕をいい匂いに導きます!
汗臭いってどんな臭い?
簡単に言うと酸っぱい臭いです。
枕が使用していくうちに臭くなっていく原因は主に5つあります。
- 汗臭・・・酸っぱい臭い
- 雑菌臭・・・生乾きの臭い
- 加齢臭・・・古本、枯れ草のような臭い
- ミドル脂臭・・・使い古した油のような臭い
- カビ臭・・・絵の具、墨汁、泥のような臭い
※よだれがよく出る人はヨダレ臭もあります。
今、自分の枕の匂いを嗅いでみてどうですか?
酸っぱい匂いがしたらそれは汗臭い枕になっているということなので
今から対処していきましょう!
今回は汗臭い枕についてを徹底解説するので、他の臭いの原因や対策は割愛します。
「そっちも知りたいよ〜!」という方は別の記事に詳しくまとめていますので
是非そちらもご覧ください!
枕が汗臭くなる原因
枕が汗臭い原因はもちろん、枕が寝ている間に汗をたくさん吸収しているからです。
人間は季節に関係なく最低でもコップ1杯分(200~250ml)の寝汗をかいています。
これは、体全体での寝汗の量です。
コップ1杯分の寝汗が全て頭から出ている訳ではないですが、
全身の中で1番汗をかきやすい部分が頭です。
頭皮は、皮脂腺が全身で最も多く、顔のTゾーンの2倍以上、汗腺は手のひらや足の裏に次いで多くあり、分泌量が多いのが特徴です。(引用元:花王 Kao)
上記のように、頭には皮脂腺や汗腺が多いです。
例えば全寝汗の5分の1が頭からだとすると
40〜45mlは枕が汗を吸っていることになります。
カバーが分厚いと本体まで染みない可能性もありますが
薄いカバーだと枕本体まで汗が簡単に染み込んでしまう量だと言えます。
更にそれが毎日なので、枕にはかなりの量の汗が蓄積されいます。
これは寝汗の最低量での話なので
よく寝汗をかく人など、実際はもっと多い人も!!
汗は、分泌されてすぐは無臭ですが時間が経つと臭くなります。
汗をかくと不快に感じる要素のひとつが、ニオイ。
ところが、エクリン腺から出る汗にはニオイの原因となる物質はほとんど含まれていません。
汗が皮膚の表面でアカや皮脂などと混じり合ったところで、これを細菌が分解することでニオイ物質が発生し、臭くなるのです。
すっぱいニオイや、ぞうきんのようなニオイは、エクリン腺から出る汗のニオイがもととなって、細菌が作り出した物質のニオイです。(引用元:花王 Kao)
汗には人間が元々持っている常在菌が含まれていて
それが汗や皮脂に含まれるタンパク質やアミノ酸を分解し
不快な臭い成分を発することが臭いの原因です。
「たくさん汗かいている = 常在菌も多く含まれている」
枕は1年中汗の対策をしないと
どんどん蓄積されて嫌な臭いを発してしまうということです!
汗の匂いを発生させる前に枕をきれいにしちゃいましょ!
汗臭い枕の対処法
1番確実に汗の臭いを除去できるのは洗濯です。
皆さん、汗の臭いを取るとなると1番手軽なファブリーズやリセッシュなどの
抗菌消臭スプレーをふるのではないでしょうか?
原因のところにも書いたように、汗は枕の内部まで染み込んでいます。
消臭スプレーで表面的な汗の臭いは取れても
内部に染み込んだ臭いまで除去することは難しいです。
枕が汗臭いからと布団乾燥機を使用したり、外干しをする人もいますが
それも湿気やカビ対策には効果的でも汗の臭いには効果がありません。
これらの対処法は枕の汗臭の根本的解決には効果が期待できません!
洗濯
根本的に解決するには
カバーや枕を洗濯して内部までキレイにしましょう!
枕カバーの洗濯は2〜3日に1回、枕本体の洗濯は1年に1〜2回が
推奨されている頻度です。
枕本体は洗濯できる素材と出来ない素材があるので
洗濯タグを必ず確認してください!
必ず↓の記事で確認してから取り掛かってくださいね。(分かりやすくまとめてあります)
洗濯機で枕が洗えるの?洗える枕の見分け方と、洗濯機による洗い方を解説
クリーニング
洗濯できない枕の場合や、洗濯が面倒臭い人は
手っ取り早くクリーニング店に依頼してみてはどうでしょうか?
1,000円〜で枕の内部までしっかりキレイに洗浄してもらえるので楽ちんです♪
時期によっては割引クーポンを発行しているクリーニング店もありますので
もっとお得にキレイにできるか可能性もありますよ。
是非お近くのクリーニング店をチェックしてみてください!
枕がキレイになった後にやること
次からは少しでも汗が染み込むのを防げるように工夫してみましょう!
枕カバーの上から枕パッドをつけるのもオススメです!
枕本体まで少しでも厚みを作ることで直接汗が染み込むのを防げます。
よく汗をかく人は更にタオルを1枚敷いて少しでも
枕本体に汗が染み込むのを防ぐ工夫もいいでしょう。
その代わり、そのタオルは必ず毎日取り替えてくださいね!
汗を染み込ませないための対策も大切よ!
枕カバーとパッドは洗濯しやすいから枕本体を洗うより楽ちんで嬉しい〜!
まとめ
季節関係なく、人は最低コップ1杯分の寝汗をかくので
どの季節も枕の汗対策は必要ということが分かっていただけましたか?
夏が過ぎて過ごしやすくなってくると、つい汗への意識は薄れがちです。
しかし、どの人も確実に寝汗をかき、枕はその汗を吸収しています。
汗の臭いがしない清潔な枕だと気持ちよく眠れますよね。
表面的、一時的な対処ではなく、是非枕の内部からしっかりキレイにして
快適な睡眠に繋げていきましょう!