なんとなく枕の臭いが気になる……
枕の中には洗濯できるものがあります。
洗って清潔にできるなら、ぜひ洗いたいですよね。
でも、いざ洗うとなると、次のようなことが気になりませんか?
- 洗った枕を早く乾かしたいから、天日干ししていい?
- 乾燥機が使えたら楽なんだけど……
- そもそも、大きくて重い枕を、どうやって干すの?
この記事では、そんなあなたのために、枕の干し方について解説します。
せっかく洗濯できる枕を使っているのなら、正しい干し方を知って清潔に暮らしましょう。
Contents
洗濯できる枕かどうか確認するには
そもそも、いま使っている枕は洗濯できるのでしょうか。
ここでは洗濯できるかの確認方法、実際に洗濯する時の事前に確認してほしいことについて、
解説していきます。
洗濯表示タグの見方
洗濯できるかどうかは、枕に付いている洗濯表示タグを見れば分かります。
次の図のマークを探してください。
洗濯機で洗える
手洗いできる
家庭では洗濯できない
洗濯するときは天気を確認する
枕を洗濯するときは事前に天気を確認して、晴れが数日続きそうな日を選びましょう。
枕は衣類と違って厚みがあるので、乾燥するのに時間がかかります。
枕によっては2~3日かかることもあります。
その間に雨が降ると、さらに時間がかかります。
こういうことから、枕の洗濯は晴れが続きそうなときにしましょう。
水をいっぱい含んだ枕を、そのまま干す?
洗い終わった枕は、水をいっぱい含んでいて、なかなか乾きそうにありません。
干す前に枕から水を抜きましょう。
手洗いなら手で押して水を抜く
手洗いの場合は、枕を手で押して水を抜きます。
枕を水平に置いて上からまんべんなく押して、水を押し出してください。
といっても、神経質になりすぎる必要はありません。
枕を持ち上げたときに、水が大量に流れ落ちるようなことがない程度で充分です。
洗濯機なら枕を脱水して良い
脱水の後、枕の形を整えることを忘れずにね
枕は乾きにくいので、脱水した方がよさそうです。
ただし、脱水で枕の中身が片寄るなど、枕が変形したときは、枕を干す前に形を整えてください。
枕を乾燥機で乾かせる?
枕を乾かすのに乾燥機が使えたら、楽ちんですよね。
でも、ちょっと待ってください。
乾燥機が使える枕かどうか、事前に必ず確認してください。
乾燥機を使うと洗濯物が高温になります。
もし熱に弱い枕の場合、痛んでしまいます。
では、乾燥機が使えるかどうか、どうやって確認すれば良いでしょうか。
洗濯表示タグで確認する
枕を乾かすのに乾燥機が使えるかどうか、枕の洗濯表示タグを確認しましょう。
乾燥機が使える場合は、そのマークがついています。
次のように、マークに×が付いていると、乾燥機は使えません。
乾燥機が使える
乾燥機が使えない
もし、洗濯表示タグがない、表示が読み取れないといった場合は、
念のために乾燥機を使わずに干して乾かしましょう。
これは、乾燥機を使うと内部が高温になって、枕の素材によっては痛んでしまうからです。
例えば枕の素材によって、熱で硬くなるものや、逆に熱で溶けるものがあります。
こういう素材では、乾燥機を使うことで枕が変形する恐れがあります。
枕が変形すると、寝ているときに首に負担がかかって肩こりなどにつながりかねません。
清潔で快適に暮らしたいのに、こうなると逆効果です。
もし乾燥機が使えるかどうかわからないときは、乾燥機を使わないようにしましょう。
乾燥温度に注意
乾燥機が使えるという洗濯表示に、内部の点が1個と2個のものがあります。
これは乾燥温度を表します。
数字で温度を書いていないので、勘違いに注意しましょう。
高温乾燥、低温乾燥のどちらも可能(排気温度は80度以下)
低温乾燥のみ可能(排気温度は60度以下)
枕の干し方
枕の干し方は、ふつうの衣類と同じように、天日干しと陰干しがあります。
どちらの干し方が良いのかは、洗濯表示タグを見れば分かります。
干し方は洗濯表示タグを見れば分かる
洗濯表示タグには、干し方の指定も書いてあります。
次の図のように、マーク左上に斜めの線があると陰干しの指示になり、
この斜めの線がない場合、天日干し、陰干しのどちらでもOKです。
天日干し、陰干しのどちらも可能
陰干しのみ可能
屋外で枕を干す時間帯
枕を屋外で干す場合、夕方には家の中に取り込みましょう。
夕方になると湿度が上がるので、枕の乾燥には逆効果になります。
夕方には枕を取り込んでおきましょう。
枕を完全に乾かす
枕は完全に乾くまで干してください。
枕が乾いていない状態で使うと、体温による温度と水で、カビやダニが繁殖しやすい状態になりかねません。
これでは何のために洗濯したのかわかりません。
必ず、完全に乾かしてから使ってください。
干すのに便利な道具
枕の干し方はわかりました。でも、枕が大きくて、重くて、干せないんです……
枕は大きくて重いので、衣類のようには干せません。
便利な道具があるので紹介します。
枕のつり干しに便利な道具
枕を、普通の衣類と同じようにつり干しするために、枕干しネットがあります。
次の写真のように、枕をハンガーでぶら下げることができます。
なお、洗濯表示では、つり干しは次のような縦線の表示です。
このように縦線になっていればつり干し、もし横線になっていると次に紹介する平干しを表します。
つり干しの表示
枕の平干しに便利な道具
型崩れしやすい枕を干すには、平干しネットがオススメです。
次の写真のように、ぶら下げて平干しできます。
洗濯表示では、平干しは次のような横線の表示です。
平干しの表示
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。この記事の内容をまとめます。
- 洗濯できる枕かどうか、洗濯表示タグで確認できる
- 枕を干すときは、先に脱水などで水を抜く
- 乾燥機を使う前に、必ず洗濯表示タグで確認する
- 天日干し、陰干しなど、枕の干し方も、洗濯表示タグで確認できる
- 枕は大きく重くて干しにくいので、専用の道具を使うのが便利
洗濯できる枕をお使いなら、ぜひ洗ってみてはいかがでしょうか。
間違った干し方をすると、枕が痛むと聞くし……